皆さん、こんにちは!今回は ハンガリー国立バレエ団 で活躍する 安達結子さん にスポットを当てた特集をお届けします!
PRIMEメンバーの皆さんが月末に提出する課題動画。その評価やアドバイスをしてくださるのが、結子さんなんです!📹✨
課題動画では、「プリエ」「ジュッテ」など、毎月バレエの基礎的な動きをじっくり学び、その成果を見てもらうというもの。基礎をしっかり固めることが、踊りの美しさにつながるんですね!💡
今回のインタビューでは、結子さんから 貴重なお話 をたっぷり伺いました!さらに、PRIMEメンバーの皆さんの声も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね💖
💃 安達結子さんってどんな人?
✨ ハンガリー国立バレエ団所属 / 大阪府出身
✨ 2010年 YAGPでスカラシップを獲得し留学
✨ 2011年 スイス国際ソロトーンバレエコンクール 第1位 🏆
✨ 2012年 ドイツ・ベルリンタンツオリンプ プロフェッショナル部門2位
✨ 2014年 ダンスアカデミーチューリッヒ 首席卒業 🎓
✨ 2015年 ハンガリー国立バレエ団 入団
✨ 2023年 ハンガリー国立バレエ団 ベストダンサー賞受賞 🏅
素晴らしい経歴の持ち主ですね!そんな結子さんに、さっそく バレエや指導に対する想い を聞いてみました🎤✨

①踊っている時、立っている時のオーラが凄いと聞きました。役作り、表現方法の仕方を教えてほしいです。
-ありがとうございます(笑)私自身、まだまだ研究を重ねており、日々より良い表現を追求しています!舞台に立つ上で最も重要なのは、自分自身をよく知ることだと思います。自分の長所や短所、得意・不得意なこと、舞台上で自分はどのように見えているのか、どのようなメイクや髪型が自分に最も合っているのか、そしてお客様達に何を見せたいのか、伝えたいのか——これらすべてにこだわりを持ち、常に「見られている」という意識を持って舞台に立つよう心がけています。
役作りにおいては、まずその役を深く理解することから始めます。物語を読み、自分なりに役柄の気持ちや背景を想像し、過去に演じた方々の解釈を学ぶために、先生や先輩方のお話を伺うこともあります。そのうえで、私はとにかく多くのバレエを観ることを大切にしています。同僚の踊りを積極的に見たり、学生時代から友人の舞台をよく観に行っていましたし、コンクールでは自分の出番が終わった後もずっとずっと他の出場者の踊りを見続けるのが好きでした。最近では、YouTubeやInstagramを通じて色々なバレエ団の踊りをすぐ観ることができ、それらからも多くのヒントを得ています。
インプットを重ねた後は、それを自分のものにし、自分なりの最高の表現を追求することが必要です。そのために、自分の踊りを映像で確認し、踊りや動きはもちろん、立ち方や振る舞い、動きの細部まで注意深くチェックしています。身体のラインが美しく見えているか、手や首を最も長く見せられているか、自分の悪い部分やコンプレックスが隠せているのか(笑)、表情や目線の使い方、衣装の形やバランス、髪型の細部(お団子の高さや形、髪色、分け目など)まで、一つひとつ細かく確認しながら直せる所は直すようにしています。ダンサーにはそれぞれ好みや個性がありますが、私はこれまでに多くのバレエやダンサーを観てきたことで引き出しも多く、自分ならどのように踊りたいのか、どのように見られたいのかというビジョンが明確にあります。
私が目指すのは、表現はちょうど良く、シンプルでありながら綺麗かつ華やかな存在感があり、バレエの基礎に忠実なダンサーです。洗練された表現ができるダンサーには常に憧れを抱いており、私自身もそうなれるよう、今後も目指していきたいと思います。
②バーレッスンの時に気をつけている事はなんですか?
-この点については、年齢とともに大きく変化してきました!基本的には、バーレッスンでも自分が最も綺麗に見えるようにしたいと考えています。バレエに本格的に取り組み始めた中学生の頃は、「膝をもっと伸ばしたい」「つま先をしっかり見せたい」「脚をより高く上げたい」「さらにアンデオールをしたい」といった、比較的シンプルな意識を持っていました。そのため、鏡を沢山使って横や前から見たポーズを美しく整えることに重点を置いていました。しかし、バレエは動きであり、流れやつなぎが非常に重要です。そのため、ポーズの美しさだけを追求するバーレッスンでは、自分の踊りがそれ以上向上しないことに気がつきました。
それ以降は、筋肉の使い方や踊りの緩急、パの意味を理解してメソッド通りに正確にする事、弱点の克服、さらには自身の骨格を理解し、その中で最大限体の使い方の工夫を意識するようになりました。年齢を重ねるにつれて、直すのではなく、隠す、目立たなくする(笑)という事も沢山考えています。例えば、私は骨盤の安定が難しいため特に意識して腹筋やお尻で支えるよう意識し、O脚気味なので脚をしっかり回して締めることを心がけています。また、肩幅が広く、肩が上がりやすいため、それを目立たせないような使い方を研究しています。
バレエ団に入ってからは、バーレッスンを自身のコンディションを確認する時間としても活用するようになりました。例えば、その日の筋肉の張り具合や関節の状態、膝の腫れの有無、痛みや動かしにくい箇所などを細かくチェックしています。バレエ団では、コンディションが良い日も悪い日も疲れている日も公演が続いている日でも、毎日リハーサルに参加し、決められた舞台に立ち、一定のレベルを維持したパフォーマンスを求められます。そのため、バーレッスンで自分の身体の『今日の状態』を把握しておくことは、踊りの質を維持するうえで非常に役立ちます。
また、踊る作品や1日のスケジュールによっても、バーレッスンのやり方や気をつける事を微調整しています。必要に応じてルルベを多めに入れたり、その日の状態に合わせた調整を行うことで、より良いパフォーマンスにつなげるよう努めています。
③このカリキュラムについてどう思いますか?
-このカリキュラムは非常に良い内容だと思います。プリエから始まって一つづつ進むのも楽しいと思います。バレエを学ぶ上で、さまざまな先生から多様な意見をもらうことは、表現や技術の幅を広げるうえですごく良い事だと思います。普段指導を受けている教室以外の先生に見てもらうことで、新たな視点を得たり、上達のためのヒントを得たりする機会が増えるため、このようなカリキュラムは素晴らしいと思います。
私自身、踊ることと同じくらい教えることも好きで、年齢やレベルに関わらず、一人ひとりと向き合いながら指導することを大切にしています。時々直接触れて指導したいなと思う事もありますが、口うるさく沢山ビデオで注意を言わせていただいています(笑)

④PRIMEメンバーに一言、お願いします!
-ビデオを通じて皆さんの踊りを拝見できることを、毎月とても楽しみにしています!毎回頑張ってくれてありがとう!
📢 PRIMEメンバーの声!
💬 「的確で分かりやすいアドバイス!」
💬 「良くなった部分を褒めてもらえるのが嬉しい!」
💬 「アームスの説明が特に分かりやすい!」
💬 「先生とは違う視点のアドバイスも勉強になる!」
皆さん、結子さんのアドバイスをしっかり受け止めて、成長を実感しているようですね✨
🎀 まとめ
今回のインタビューを通して、 バレエへの真摯な姿勢や、指導への情熱 が伝わってきました!
自分をよく知り、細部までこだわることの大切さ。そして、 継続的な努力が美しい踊りにつながる ということを改めて感じましたね🩰✨
PRIMEメンバーの皆さんも、ぜひ 結子さんのアドバイス を活かしてこれからも楽しく頑張ってくださいね!💖
それでは、また次回の特集をお楽しみに🎵
Comments